2016年9月12日月曜日

日本の文化を学ぶ

金曜日の放課後の風景です。





茶道部の生徒たちが部活でお茶を点てていました。
















華道部では、「花の甲子園」全国大会に出場する生徒は、大会に向けて特訓中。それ以外の部員も個性をいかしてお花をいけられるように練習を重ねています。

(一年生の生徒がワイヤーを使っていました。お花の向きや角度をつけたり、お花や枝を束ねたりするときに、ワイヤーを使うことがあるのですが、1年生でその技巧を既に取り入れているとは・・・!今後が楽しみです。)







日本の文化である茶道や華道では、単にお茶の点て方、お花のいけ方を学ぶということだけでなく、その背景にある「日本人の精神性」を学ぶことができます。

グローバルな社会に出ていく皆さんには、ぜひ私たちのルーツである日本の文化をこのような形を通じても学んでほしいと思います。

(実際に海外に留学していた私の経験で、海外の方から

「あなたの国ならではの文化はどのようなものがあるの?」

と聞かれることも非常に多いです。その場面に遭遇してはじめて、もっと自分の国の文化について学んでおけばよかったと後悔したものです。

そんな私からすれば、本校では在校生のみなさんは全て茶道を体験する機会がありますので、本当に羨ましい。茶道ももちろんのこと、日本ならではの文化(歌舞伎、能、華道、相撲、柔道、剣道、和太鼓、琴、香道、きもの)などにぜひ積極的に触れてみるようにして下さい。きっと10年後、20年後、そのような経験が役立つと思いますよ。







そのようなことを考えていたら、駅でたまたま見つけました。

私が大変尊敬する染色家で人間国宝の(自然の植物などのみを使って染物をされている)志村ふくみさんの特集が、世田谷美術館で開催されているようです。私が高校生の時には、志村ふくみさんの随筆が国語の教科書に載っていたのですが、今はどうでしょうか?

このよう展示を見たりすることも、日本文化にふれる良いきっかけとなりそうですね。