2012年4月27日金曜日

先生の人生について教えて下さい

昼休み、生徒が私のもとを訪ねてきました。先日、「進路について相談したいので、時間を頂けますか?」と予約があった生徒です。

「さて、と。何をお話すればよいですか???」

とたずねてみると

「うーん、えーっと、先生の人生について語っていただけますか?」

・・・なんと壮大なテーマ!ですが、この彼女が海外に留学したいと思っていることを聞いたので、人生を5分(!)に要約し、海外留学をどんな思いで/いつ/どのようにしたかについてお話しました。

彼女はご両親からも進路についてアドバイスをもらい、そして最終的にどうするか非常に迷っているということでした。

 - とにかくいろいろな人に話を聞くこと(そのためのチャンスは絶対に逃さない、会いたいと思ったらどうやってその人に会えるかも自分で考えて行動に移す)
 - 人生にはこれという決まったレールがあるわけではない、でも逆に言うと、自分にやる気と行動力さえあれば、どのようにも自分で人生をデザインすることができる

ということを強調してお話しました。帰りがけの彼女の言葉

「今日の話を聞いて、もう一度進路を考えてみます」

3年生は何かと迷いの多い時期だとは思いますが、ぜひ早い段階で現役の大学生やその大学の卒業生・先生などに話を聞いてみて、より具体的に自分の進路をイメージできるようにしてみてください。

2012年4月25日水曜日

理事長室のお客様

はるか遠く昔を思い出してみようとしているのですが・・・自分の高校時代、在籍していた高校に"理事長室"なるものがあったのか・・・記憶が全くなく、当然ですが理事長室に行ったという記憶もありません。

さて、かなり時は経過して、私が仕事をしていると毎日、理事長室を訪れる生徒は実にたくさん。

「先生、英語の本を貸して下さってありがとうございます!」

とお礼を言いに来てくれたのはSさん。

「先生、私は海外留学したいのでその相談をしたいのですが、いつだったら時間とっていただけますか。」

というアポイント予約あり、

「先生、私たち、先生に聞いて欲しいことがあって来ました。」

と相談事あり、

「先生、私、先日の商品開発に絶対に応募します!1年x組のxxxxです。(注:意思表明は承りましたが、それだけでは何とも言えないですよ、エントリーシートを頑張って提出してね、と伝えました)」

という情熱的な決意表明あり。

先日、本学園創立者の高木君先生の肉声テープ録音を聞いていたのですが(←創立50周年の式典に於いて君先生が話した内容が今もテープに残っているのです)、君先生はこんなことを言っていました。

「私にとって、生徒の皆さんは自分の娘のようです。私は本当に贅沢ですね、こーんなにたくさんの娘を持っているんですから。」

日々、生徒と接するときに私も同じように感じますし、おそらく高木学園の先生たちは皆その感覚を共有していると思います。

生徒一人ひとりとの関わりを大切に、家族的な雰囲気はこれからもずっと大切にしていきたいと考えています。

2012年4月24日火曜日

春メニュー - 竹の子下ごしらえ

先ほどのキッチンスタジオにて。




厨房にいるのはどなたでしょうか???(コックさんのような制服がまぶしい。)








6時間目から実習スタート???と思っていたのですが、




今日は「竹の子の下処理の方法」を勉強するのだそうです。

竹の子ですか、春ですね~。






追記)ところで食べ物つながりの話題ですが、昨日の商品開発に対して相当多くの生徒が関心を持ってくれていると、先生から教えてもらいました。参加希望の皆さんには「5月2日までにエントリーシート提出」して頂きますので、みなさん頑張って連休前半の間に完成させて下さいね。

2012年4月23日月曜日

ファッションの可能性

先日お伝えしたように、本校家庭科の生徒たちが文化学園大学さんのファッションショーを見学しました。

"FACET"

というタイトルのショーを見せていただいたとのこと。



当日配布されたパンフレットを見せてもらった中に、このようなページがありました。

「服に潜むたくさんの可能性を全ての人に感じてほしい。」

とありました。





服は毎日着るものであり、制服であれば学校なり会社らしさ、私服であればその人らしさを表現するものでもあります。

そんなさまざまな形態の服を創りだすことの面白さ、創り出せるイメージの広がりを、生徒たちがこういったファッションショーを通じて感じてくれたのではないかと期待しています。

先日のショーを見た生徒たちは、秋に本校で開催されるファッションショーのためにこれから本格的な準備を行っていきます。こちらの内容も楽しみですね。

全校朝礼にて表彰&発表

今朝は全校朝礼がありました。






テニス部、バトミントン部、ライフル射撃部などの選手の表彰が行われました。

日ごろの練習の良い成果が残せましたね!







その後、私も皆さんにお話しする時間をとりました。

私:「皆さんの中で、食べることが好きな人いますか?」

・・・(ざわめき)・・・いきなり何を聞くのだろうと、在校生の皆さんは驚いていたようでしたね。

私:「私は食べることは大好きですよ、それでは、甘い物が好きな人はいますか?」

とどんどん質問をしていくと、全校生徒の中からかなり多くの手があがりました。

実は今日は、今年度新しくスタートする商品開発について生徒の皆さんにアナウンスしました。女子高生だったら、おそらくほとんどの生徒が食べるのが好きだと思われる商品をある大手企業さんと共同開発することになりました。そこで、そのプロジェクトに参加してみたいという生徒を募集することになったのです。

私:「希望する皆さんは、企業の方から課題(お題)が3つ出ていますので、それを提出して下さいね。」

と伝えながら、何人もの生徒の目がキラリと光ったことに気づきました。いったいどのくらいの在校生が応募してくれるでしょうか。そしてどのようにプロジェクトが進んでゆくでしょうか。大変楽しみです。皆さんの積極的な応募をお待ちしています!

2012年4月21日土曜日

オーストラリア研修説明会

今日は午前中に3年生を対象とした進学説明会が開催されました。また普通科1年生は模試を受験しました。(手ごたえはどうでしたか?)

そして午後からは、先日この場でもご案内したオーストラリア研修の説明会が行われました。



多くの保護者の皆様にもご参加いただきました。

校長と私から冒頭にお話させていただきました。

オーストラリアの姉妹校との交流をスタートしてから既に20年以上の時が経過しました。




世界中の人やモノの流れがますます盛んになり、若い高校生時代に異文化に触れることはより一層大切になってきていると感じています。

私は、若いうちにこの研修のような海外経験を積むことの良い点を3つお伝えしました。まず第一に、もっともっと英語を勉強して友達に自分の気持ちを伝えたいという"英語の学習へのモチベーション(意欲)が高まる"こと。第二に、日本で普段接している以外の異なる文化的背景を持つ人と接することに対して抵抗とか不安が無くなること。(これはこれからの時代に一層大切になると思います。)そして第三に、世界中に生涯にわたる友人ができて人生が豊かになること、です。

少しでも興味を持って今回説明会に参加された皆さんには、ぜひ積極的にこのチャンスを活かして欲しいと思います。

説明会の間には






保護者の方と在校生の皆さんが真剣に説明を聞いていらっしゃる姿が印象に残りました。







そして



参加申し込みをする場合には、St Monica's Collegeの先生やホストファミリーの皆さんに読んでもらうための

「自己紹介の手紙」

を英語で書くことが必要です。

・・・ということについて、本校の先生より

「この手紙については、私たち教員が添削は一切行いません。というのも、上手な英語で書かれていると、ホストファミリーの方が"うちでお預かりする日本の生徒さんは英語がすごく上手なのね"と誤って認識されることを防ぐためです!ですから、皆さんがこの手紙は書いて下さいね。」



と説明がありました。保護者の方は皆さん苦笑・・・ 参加する予定の在校生の皆さん、自力で書いてくださいね。

そして


申し込みの書類などが完成したら、少しずつ日本のことを英語で話すことができるような準備もしていきたいですね。

海外の方は、日本に対して高い関心・興味を持っています。(私は初めて海外に留学したとき、周りの友達から日本についての質問をたくさん受けました。ですが、自国のことを本当に知らずに、うまく答えることができなかったりして、恥ずかしい思いをしたことを今でもよく覚えています。)

今、NHKで「トラッドジャパン」という日本について英語で紹介する番組を放送していますので、興味のある皆さんはそんな番組も参考にしてみると良いかもしれません。
(詳細はこちらをどうぞ。)

2012年4月20日金曜日

優しい記者さん登場&盛り上がるアニメーション部

先ほど、ライフル射撃部の射撃場に新聞社の記者さんが取材に来て下さっているということで・・・すかさず射撃場へ飛んでいきました。

「今日はありがとうございます!よろしくお願いします!」

とご挨拶。そして・・・



生徒が写真を撮っていただいていました。

近々、新聞にも掲載していただくようです。(笑顔が固い生徒に、思わず「一たす一は?」と言ってしまいました・・・)








そして撮影していただいた写真を生徒に見せて

「これでいいかな?」

と確認までして下さる優しい記者さんでした。

ありがとうございます!







その後、事務所に戻ろうと思いながら校内を歩いていると、異常な盛り上がりを見せている教室がありました。中に入って行くと、生徒たちが皆



絵を描いています。

昨日放課後に会ったのは美術部の生徒たちでしたが、今日はアニメーション部の生徒たち。

とにかく明るくて、1年生がたくさん!(19人も1年生が入部したと上級生が教えてくれました。)

1年生から

「あら、先生、はじめまして。今日もおうるわしくて。」

と言われ・・・まるで高校1年生の会話とは思えずびっくりしましたが、大変楽しかったです。


ぜひ撮って欲しいとの強いリクエストがありましたので、一枚。




1年生がとても元気で明るいですね!


これからがとっても楽しみです。


月曜日には今年の大きなプロジェクトについて発表もしますので、乞うご期待!

TGIF - 花金を英語で表現すると…

今日は金曜日です!普通科3年生の英語の授業にお邪魔しました。



先生から、

"Do you know how you say 花金 in English?"

と聞かれて、みなさん

「え・・・分からない・・・」

という表情をしていましたが、



"TGIF - Thank God It's Friday  - People use this phrase on Friday. So, please use this one today instead of 花金!" (英語では花の金曜日のことをTGIFと言うのです。だから、今日は花金の代わりに、このフレーズを使って下さいね。)

と説明してもらいました。ふと近くの生徒の机の上を見ると



今日のレッスンのノートの冒頭に、ものすごく大きな字で

TGIF

と書かれています・・・よっぽど嬉しかったのでしょうね(気持ちは分かります・・・)





ちなみにこの授業では大切なフレーズを何度も何度も朗読したり





日本語  英語  が両方書かれているプリントを半分に折って

- 日本語だけを見て 英語のフレーズが言えるように

- 英語だけを見て すぐに意味が理解できるように

という練習を、一人で行った後、ペアでも行いました。







TGIFではありますが、今日のレッスンで出た宿題もぜひ忘れずに終わらせて下さいね~! Have a nice weekend.

2012年4月19日木曜日

高木らしさを大切にする先生たち

本校の教職員は、事務所に「出勤」「退勤」を示す札を使っているのですが、最近その札をこれまで長く使ってきたものから新しいものへと変更しました。

・・・というところまでは、どこの組織にもありそうな話なのですが、私が驚いたのは、その古い名札を(一人ならず)多くの先生から

「あの(自分の)名札はもらえないでしょうか?」

との声があがってきたことだったのです。何かに使える札、というわけではないのですが・・・どうするのかなぁと思いつつ、もちろん先生方にその札をお渡しし、先生たちに「札、どうするのですか???」と聞いてみると・・・




 
「いや、特に何に使うっていうわけでもないんですけどね・・・。でもこれまで大切に使ってきたものだから、やっぱり愛着がありますよね。」
 
一人ならず多くの先生たちが同じようなコメントをしているのを聞いて、私はこれぞ高木学園の神髄を見た気がしました。
 
創立から104年もの時間が経っても、生徒たちが変わらず素直で明るく思いやりにあふれているのは、高木らしさを大切にする先生たちがいるからだと、こんなことを通しても改めて感じたのです。
 
ちなみに札をご希望の先生はお早目にお申し出下さい・・・。

海を渡ろう、異文化にふれよう

今週土曜日には、今年の夏休みのオーストラリア研修説明会が行われます。昨年の夏には私も念願がかない、初めて姉妹校のSt Monica's CollegeとMalanda State High Schoolを訪れました。





こんなに美しい海と空の広がるオーストラリアのケアンズで、3週間弱の生活を体験します。












ハーバーにはヨットも泊っていたりと、ステキな街並みです。









本校の姉妹校・St Monica's Collegeはキリスト教の女子校なのですが



街の中心部に所在していますが、とても落ち着いた雰囲気の学校です。

生徒さんたちもとても明るく優しく礼儀正しい女の子たちばかり。本校の生徒たちの雰囲気とぴったりです。








私が滞在していた数日間の間には、こんなに美しいチャペル(礼拝堂)で、学年対抗の合唱コンクールが行われていました。

本校の生徒たちは日本の歌を披露しました!






10代の若い時代に海を渡って、さまざまな文化的背景を持った人と接することは、大変貴重な経験だと思います。人生の幅が大きく広がり、人生が豊かになります。

先ほどたまたま昨年の研修に参加した3年生の生徒の話を聞いていたのですが、彼女はこんなことを言っていました。

「私は、去年の夏にオーストラリア研修に参加して、今月頭に久しぶりにセントモニカの友達たちと再会しました。(セントモニカの生徒たちが日本を訪れていたためです。)

昨年の夏よりも、彼女たちの話している内容が聞き取れるようになったことを実感できて、とてもうれしかったです。(←この彼女は、帰国してからも夏や冬のEnglish Bilingual Campに参加したり毎日の英語の授業の勉強に一生懸命取り組んで、ぐんぐんと英語力がアップしていたのです。)

高木を卒業したら、3月にオーストラリアに遊びに行くことも(セントモニカの友達と)もう約束しているので、それがすごく楽しみなんです。」

とのこと。これから研修の機会のある2年生に是非一人でも多く参加してほしいと言っていました。

そしてもちろん、海外研修に参加する生徒の皆さんには、私たちの国である日本の文化を大切にして、それを海外の方に伝えられるように毎日の生活も大切にしてほしいですね。






先ほど美術室でこんな和服姿の女性を油絵で描いている生徒に遭遇しました。

Japanese Beautyですね。











また、茶道部の生徒たちがお茶を点てている姿も見えました。

海外の方は日本のこういった文化を大変高く評価されていますし、関心も持っています。

ぜひこういった文化を発信する大使として若い皆さんには、海を渡って欲しいと思います。




オーストラリア研修の説明会は今週土曜日です。皆さんの積極的な参加をお待ちしています!

2012年4月18日水曜日

抜き打ち避難訓練

お昼ごろ、いきなり緊急の放送が入りました。

「ただいま、大変大きい揺れを感じています。地震です。生徒は身の安全を確保するために、ただちに机の下に入りなさい。」

今日は、大きな地震が来たことを想定した抜き打ちの避難訓練が行われました。生徒たちはそこから直ちに避難場所であるグラウンドに集まるように指示がだされ・・・





次々と生徒たちがグラウンドに集まってきました。













そして全校が集まりました。








比較的早く校庭に集まることができたとは思いますが、それでもやはりおしゃべりしたり笑いながら集まってくる生徒もいました。みなさんには2011年3月11日の経験を忘れずにこうした訓練に取り組んで欲しいと思います。あのような規模の地震はもちろん来ないで欲しいと願うばかりですが、"来る"という前提で日ごろ訓練や準備などをしているか・否かで、いざという災害のときに大きな違いがうまれてくると思います。

学校にいる時間帯の行動の仕方は今日訓練したようになりますが、登下校の最中に/家にいるときに大きな地震が起こったらどうするか、どのように/誰に連絡するのか、など、ご家族の方ともぜひ考えて頂きたいと思います。

2012年4月17日火曜日

新学期の授業にて

様々なオリエンテーションも終わり、1年生も今週から本格的に授業に参加しています。

先ほど、普通科1年生の英語の授業を見学してきました。



今年から、普通科1年生の皆さんには全員、英英辞典を持ってもらっています。

これまで中学校時代に英英辞典を使ったことは無かったのではないかと思いますが、実際に開いてみると、素晴らしいのです。






生徒たちは、中をパラパラと見て、


「へぇー、写真とかイラストとかいっぱいあって、結構面白い」

とこっそりつぶやいていました。そこで私はそう言っていた生徒の背後から

「でしょー!So, please try to use this dictionary when you see a new word in your textbook or anywhere.」

と英語で話しかけてみましたが、生徒たちは多少???(「何言われてるんだろう???」)というような表情をしていましたので、

「とにかく、新しいことばに出会ったら、電子辞書を引くのではなく、まずこのEnglish Dictionaryで調べてみる習慣をつけてね」


と伝えました。

先生からの話にもあったように、家で復習するときに、習った内容を和訳しようとするのではなく、授業中に出会った新しい例文などを繰り返し繰り返しすらすら読めるようにする、そして音声に合わせて繰り返しテキストの文章も読んでみる、そんな復習の仕方をしてみてください。(それを3年間続けると、驚くほど英語が体にしみ込んでいることが実感できるはずですよ!) Enjoy and good luck!

2012年4月16日月曜日

外に出よう、一流に触れよう

先ほど家庭科の先生から

「今週、生徒たちと一緒にxx大学のファッションショーを見に行く予定にしているのですが、先生もいらっしゃいますか?」

と声をかけてもらいました。本校には家庭科の中にファッションコースがありますが、その生徒たちがファッションを専門とする大学の本格的なファッションショーを見に行くそうです。(こちらの学校には卒業生もたくさんお世話になっていますし、この学校は日本を代表するデザイナーさんたちを数多く輩出しています。)

あいにく私はその日に他の予定が入っているので残念ながら一緒に行くことはできませんが、在校生の皆さんにはぜひトップレベルのファッションショーを見て大いに刺激とインスピレーションを得てきて欲しいと思います。

そして家庭科の生徒に限らず、在校生の皆さんにはぜひ「外に出て、本物を見よう!」と伝えたいと思います。

自分が何かに取り組むとき、"学校の周りの友達と同じくらいのレベルまでできればいいや"と思うのではなく、"この分野の最高のものはどのようなレベルなのだろうか"というマインドで、常に日本や世界のトップレベルのモノや人に触れる努力をして欲しいと思います。

先日、私は建築家の安藤忠雄さんの本を読みました。安藤さんは家庭の事情で大学に進学することができなかったけれども、大学で学生が使う教科書を独学で猛烈に勉強したり、世界の一流の建築家のデザインした建物を見に世界を旅したりと、常に最高のものに触れる努力をし続けられたそうです。そして今では日本を代表する建築家として、世界中から高く評価されています。自分から常に外に出て、最高のモノに触れようとし続けた、そんな方のようです。

若いころに何を見て感じ・行動したかが、人生を大きく変えます。

本学園で、学校から、先生たちからもそのような場や機会を提供してゆきますが、ぜひ皆さん一人ひとりもそういう意識を常に持って、一日一日を生きてみて下さい。

2012年4月14日土曜日

はじめてのクラシック - 印象派

毎年夏休みに開催されている、作曲家・三枝成彰先生プロデュース、小林研一郎先生指揮の「はじめてのクラシック」コンサートが今年も開催されます。

昨年のテーマはドヴォルザークでしたが、今年は「印象派ってなあに」。(実は昨年のコンサート後のアンケートで、今後開催して欲しい内容に「ラヴェルやドビュッシーなどの印象派が好きなので、それを取り上げていただけるとうれしいです」と書いていた私としては大変うれしいです!)

今年も一流のプロの音楽家による演奏会にも関わらず、一人あたり¥1,000という驚くほどのお手頃価格です。これも若い人にぜひ気軽にクラシック音楽を楽しんで欲しいという主旨だからだそうです。

日時: 7月23日(月曜日)および24日(火曜日) いずれも14:00~
場所: 東京国際フォーラム

今日からチケットの販売がスタートしていますので、ご興味ある方はぜひいかがでしょうか。
詳しくは↓のサイトをご覧ください。

http://www.saegusa-s.co.jp/con12072324tokyo.html

2012年4月13日金曜日

新年度のやる気

授業を担当していない私は、時間のあるときはできるだけ校内で生徒と話をするようにしています。

先ほど、放課後の教室で一人、勉強している3年生の生徒に会いました。

私:「あら!xxさん、久しぶり!いよいよ3年生ね。元気?っていうかxxさん、会うといつもマスクしてるけど、大丈夫?」

生徒:「はい、花粉症なだけなんです。」

私:「あ、よかった、そうだったんだ。ところで3年生になっちゃったけれど、進路とかいろいろ考えている?」

生徒:「はい、私、大学では英語を学びたいと思って。でも英文学ではなくもう少し英語学というか、国際関係学というか、文学だけにとどまらず広く勉強したいんです。」

私:「そうなんだ~!どこかこの大学に行きたいっていうところはあるの?」

生徒:「xx大学に行きたいと思って。」

私:「(大きくうなずきながら)いいと思う!今MARCHと言われる大学の中でもすごく人気も伸びている大学だし、すごく面白い取り組みを色々しているところよね。ぜひ頑張って欲しい!」

生徒:「そうですね、先生ところで、英語の本を色々読んで行きたいと思うんですけど、どんなところで購入できますか?」

・・・ということで、いつ会っても意欲の高い彼女には、私のほうが刺激をもらいます。彼女には、(彼女が読みたいような洋書が)どこで購入できるかを伝えたあと、ぜひこの1年間、頑張ってねとエールをおくりました。

ついこの間入学してきたばかりだと思っていた彼女ももう3年生。あと1年間の高木での生活を多いに充実させて欲しいです。

2012年4月12日木曜日

クラブ見学中

昨日少しだけご紹介しましたが、新入生は今週、色々なクラブを見学しています。私も昨日はいくつかの部のコーナーをのぞきにでかけました。




キッチンスタジオにて。

このように家庭科同好会の生徒たちが準備してくれたクッキーを1枚いただき、私も昨日チョコレートで自画像(?)を描いたのでした。
(チョコレートで描くのは初めての経験だったのですが、思うようにうまくいかないのを実感しました…)











これはその場にいた他の生徒の作品です。(可愛い!)

何となく作者の雰囲気が表情に表れているようにも感じられますね。




実はこの写真を撮っている最中に、元気いっぱいの一年生に会いました。

「あれ、これってブログ用の写真じゃない?」
「あ、きっとそうだね。私たちも載せて欲しいー!」


ということで・・・



「やったー、載せてくれるんですか?」

元気いっぱいです。三年間さまざまな場面で活躍してくれそうな雰囲気を感じました。




キッチンスタジオを後にして





ランチスペースでは茶道部の2,3年生が1年生にお茶と和菓子でおもてなししてくれていました。

1年生「あ、の、どうやって(和菓子を)いただけば良いのですか・・・(不安げ)」

2年生「あ、そんなに緊張しないでも大丈夫。こうやってこうやって・・・」

と丁寧に説明してくれていました。







私にまでお茶を点ててくれました。

ありがとうございました、大変美味しかったです。
(家庭科同好会のところで顔を描いたクッキーが並んでいるのはご愛敬ということで・・・)





さて、1年生の皆さん、どのクラブに入部してみたいか少しずつ分かってきましたか?少しでも興味を持ったところには積極的に参加してみてくださいね。

2012年4月11日水曜日

自画像?- クラブ見学中

先ほどキッチンスタジオで家庭科同好会の生徒たちが焼いてくれたクッキーに顔を書きました。



一年生が現在、クラブ活動を見て回っていて、その中にまざって私もいくつかクラブを見学してみました。

その中で、このクッキーにチョコでお絵描き、まで(新入生でも何でもない私までもが)参加してしまいました。






その他の様子は後ほどアップします!

2012年4月10日火曜日

領収書の発行 - ノートプロジェクト実務編

昨年度に販売などを行ってきたノートプロジェクトについては、3月末時点までの決算をまとめているところです。

本日、いくつかの売掛金(!ノートの現物は販売してお渡ししたけれども、代金の回収がまだであったもの。生徒の中に何人も商業科の生徒がいますので、あえて簿記ワードで表現しました)があったため、そのお金を頂きに生徒たちがお邪魔しました。そしてお金をお預かしたときに、ある先生から

「では、領収書を下さい」

とのこと。戻ってきた生徒たちは

「先生、領収書を作りたいのですが。」



そこで、昨年度も使って大興奮してしまったあのマシンが再登場!

「うわぁ!またこの機械だ!」

事務所のお姉さんに教えてもらって、先生から依頼された領収書の金額を刻字します。

「できた!」

そして気づくと・・・








「わぁーこんな金額の領収書作っちゃった~、あはは。すごいよ、9億9,999万9,999円だ!この機械で作れる最大金額。」

と言っています・・・(汗)みなさん、紙の無駄遣いは止めましょう…

そしてもう一つ補足しておきますと、それくらい大きな金額の領収書には金額にふさわしい"収入印紙"を貼る必要があるのです。それもこの機会に覚えておきましょうね。





数字が刻字できたところで、いろいろ文字も記入していきます。



「先生、但書って何ですか?」

「この領収書は、何の代金についてのものかを示す項目なの。今回は、ノートを販売した代金として3,000円頂いたわけだよね。その場合には"但し ノート販売代金として" などと記載するのです。簿記とか会計の教科書に出ていなかった???」

とたずねてみると



「あ、たしか、簿記の教科書の一番後ろのほうに出ていたような気がします。」

「それじゃ、必ず今日おうちに帰ったら、その部分をよく読んでおくようにね。こういうこと一つ一つは、実際に社会に出たときに大変役にたつ知識なの。」

ということで、実務能力を今日もまた一つ身に付けたノートプロジェクト在庫チームでした。

こうして、昨年度一年間のノート販売収益の金額のまとめもほぼ完成しましたので、これから先は寄付させていただく先を選んでいきます。

集合写真撮影

今日は午前中に部屋の前の廊下で生徒たちの声がするな…と思っていたら、1年生のあるクラスが校内見学をしているところに遭遇しました。

このあたりって、何か見どころあったかな?(いや、普通校舎のほうは色々見どころがあるのですが、事務所の前は特に何も無いような・・・)と思っていたのですが、1年生は全てが初めてのことばかり。事務手続きなどの場合に事務所に来ることさえも初めて知ったんですね・・・少しずつ慣れていくと思いますので、皆さんご心配なく!

ふと校庭を見てみると他のクラスの1年生がクラスの集合写真を撮影していました。

(実は入学式のときに、PTA会長さんから

「理事長先生は、どこからともなく現れて、パチパチ写真を撮ってあっという間にブログにアップしてしまいます。おそらく新入生の皆さんもすぐその光景に出合うと思います。」

と紹介されていた私でしたが・・・) 1年商業科のクラスの皆さん、今日その初体験でしたか???




さて、集合写真撮影といえば、実はこちらでも↓


附属幼稚園は今日が入園式。3歳~の可愛い子ども達もお庭で集合写真を撮影してもらっていました。

そこで皆さんに注目して頂きたいのが・・・「制服」なのです。






 
実は幼稚園ではこの4月から、園児たちの制服が新しくなりました。その制服には、高校生の皆さんが着用しているブレザーのデザインと多くの部分を共通にして高木学園としてのイメージを統一することにしました。すごく小さいサイズで、子どもたちがみなさんのブレザーと同じようなブレザーを着ていますので、ぜひいつか見てみてください!小さいサイズもまた大変可愛いです。

2012年4月9日月曜日

対面式&着こなしセミナー

今日は朝から土曜日に入学したばかりの1年生と、2&3年生が対面する対面式が行われました。



在校生の代表(生徒会長)、そして新入生の代表それぞれが新入生・在校生に向かって挨拶しました。



その後、春休みの間にライフル射撃の全国選抜大会で大健闘した選手の表彰も行われました。




この彼女は、つい先日日本ライフル射撃協会からジュニア強化選手として選抜もされました。

今後の活躍が大変楽しみです。








さて、午後から1年生は制服のデザイナーさんによる「着こなしセミナー」に参加しました。

そもそもどうして制服があるのか、高木学園の制服にはどのような意味が込められているのか、どのように制服を着用すると美しい女性に見えるのか、などなどお話をうかがいました。




1年生の皆さんは見たり聞いたりすること全てが新しいことばかりかと思いますが、ぜひその新しい環境を楽しんでください。何か困ったり分からないことがあれば、(高木の先生・生徒たちはとにかく温かい家族のようですので)周りの友人・先輩・先生たちに気軽に相談してくださいね。

2012年4月7日土曜日

第104回入学式

今日は第104回目の入学式を行いました。




高木学園は本当にお天気に恵まれています。

先日の卒業式の日も良いお天気でしたが、今日も絶好の入学式日和。

桜の花も満開に咲き誇っています。





入学式の中では、校長より「Slow and steady wins the race. - 登山の始めの30分でもそうですが、どのような事でも、始めはゆっくり着実にスタートしていくことが大切」との話がありました。

また、私からは先日訪れた京都で出会った池坊家の池坊専永さんのご著書『麗しい生き方 - たおやかな花のように- 』(ご興味ある方はぜひ読んでみてください。こちらに詳細があります。)についてご紹介しました。そして、550年もの長きにわたって継承されてきている池坊の華道のように、104年目を迎えた本学園も次の100年に向かって時代のニーズを教育に大きく取り入れることが大切だと考えていることをお話させていただきました。

またPTA会長さんや卒業生の会(菊蘭会)の会長さんからも素晴らしいお祝いの言葉を頂戴しました。

今日入学された皆さんとともに、これからの高木学園の新しい時代を築いていくことができることを楽しみにしています。

ぜひ何事にも前向きに・貪欲にチャレンジしてみてくださいね。





校門の前で記念撮影をされている新入生・保護者の方々の姿をたくさん見かけました。

本校で、ぜひ充実した3年間を過ごしてください!

2012年4月6日金曜日

セントモニカの生徒たちとディズニーランド

I hope our girls and the students from St Monica's College (in Australia) enjoyed Tokyo Disney Land!

本校の姉妹校・セントモニカカレッジの生徒たちと一緒に東京ディズニーランドにでかけた生徒から、その日の写真をもらいました。




前日の大雨&嵐が信じられないほど、素晴らしいお天気の日になりました!(良かった!)

こちらは入り口にて。











ディズニーランドの中でキャラクターの帽子を買った子たちも多かったようですね。

みんなとても楽しそうです。




セントモニカの生徒たちはこの後京都へと向かいました。東京で見たのと全く違う日本の姿を感じているころでしょうか。

平成24年度始業式

今日からいよいよ平成24年度が始まりました。生徒たちは昨年度より1つ上級学年としての生活スタートです。

始業式の冒頭、校長より

「平成24年度に、みなさんも目標を持ってのぞんでください。先生も今年度の目標を2つ掲げていますよ。1つ目は中国の歴史について再度勉強すること、そして2つ目は夏休みに1週間、ずっと行きたいと思っていた山に登ることです。みなさんも今年度何かを成し遂げるという目標を立てて、それを実際に行動にうつしてください。」

との話がありました。そして、その後今年度から新たに学園にお迎えする先生方の紹介を行いました。



在校生の皆さんはすごく関心を持って先生のことを見つめていましたね。

直接授業で関わることが無い先生もいるかもしれませんが、積極的に挨拶したりお話してみたりして下さい。





その後の担任発表ではさらに皆さんの興奮度アップ。「やったー」とか「えー」とか「わー、きゃー」などさまざまな声が聞こえてきました。

気分も新たに、今年一年間をより充実した年にしていきましょう!

2012年4月4日水曜日

Yokoso Japan! - St Monica's Collegeの皆さんようこそ

昨日は猛烈な嵐となりましたが、皆さま無事でしたでしょうか?

そんな中、オーストラリアの本校姉妹校・St Monica's College(セントモニカズカレッジ)の生徒たちが日本を訪問しています。Yokoso Japan! そして本校の先生や生徒たちも東京を案内していますよ。





日本の春といば桜。(オーストラリアでは桜を見ることは難しいかもしれませんね。)

生徒たちがみな、写真を撮っているようです。










そして、



桜の前でみんなで集合写真。

この見事な桜は、芝・増上寺のものです。

(実は数日前に京都にいた私…今年はいつまでも寒さが続き、京都ではほとんど桜が咲いていませんでした。東京のほうが桜が開花しているのは不思議な感じがします。)






その後、原宿(竹下通り)なども訪問。

海外の方からみると日本には京都や鎌倉のように歴史の重みを感じさせる場所があったり、一方で渋谷や原宿など今のPop Culture/Cool Japanをリードするような場所があったりと、その多面性が面白いと感じられるかもしれません。



今日は本校生徒たちと一緒に東京ディズニーランドに出かけています。St Monica's Collegeの皆さん、日本の春を楽しんで下さい!